運転前の準備を疎かにしてはいけない

大型車両のトレーラーは慎重な運転が求められますが、雪の日は特に注意する必要があります。運転前の準備こそが安全運転の必須条件と言っても過言ではありません。トレーラーのような大型車両はキャビンや荷室に雪が積もることが珍しくありませんが、そのままの状態で走るのは非常に危険です。走行中に雪が落下して周囲の視界を塞いでしまうおそれがあります。また、常に車内の暖房を作動させることになるので燃料が早く減ることも忘れてはいけません。短距離の移動でも燃料は満タンに給油し、運転中のガス欠を予防します。ウォッシャー液の補充やタイヤに装着するチェーンを載せるのも雪の日の運転に欠かせない準備です。車内に雪を持ち込まないように、靴に付着した雪を取り除くことも徹底します。

路面の状態に合わせた運転を厳守する

トレーラーで雪道を走る際は常に路面の状態を正しく把握するように心がけます。雪や氷で覆われている路面はスリップしやすいので注意しなければいけません。特にトレーラーは迂闊に急ブレーキを踏むと運転車両と荷台がくの字に折れ曲がるジャックナイフ現象が起こるので、常に安全な速度を保つことを心がけます。雪道の路面の中でもブラックアイスバーンと呼ばれる、路面に薄氷が生じた状態は非常に危険です。凍った部分が黒く見えるのが名前の由来ですが、水濡れや日陰と見分けがつきにくいうえに表面が滑らかなので摩擦がほとんどありません。雪がわずかに積もっているとさらに滑りやすくなるので、そのような状態の路面では低速での走行が必須です。また、タイヤチェーンの装着も忘れてはいけません。

けん引の募集は求められている免許があるので誰でも応募できる訳ではありません。そのため、採用されるチャンスが多くあります。