正しい運転姿勢のポイント

トレーラーを運転する際の大切なことは何といっても運転姿勢です。ハンドルの持ち方はハンドル正面に対して9時15分の形で持ちます。その際に肘がわき腹から離れすぎないように注意します。ハンドルの位置も中指の第1関節がハンドル上部にかかる程度が良いでしょう。運転席の背もたれは105度前後に調整してヘッドレストは耳の高さを意識します。シートには深く座り高さも調整することが必要です。その理由はシートの高さが上手くいかないと、床までペダルを踏み込めなくなるためです。そのためシートの前後調整の位置は、クラッチペダルを左足で完全に踏み込むことが可能な位置に固定します。トレーラーでカーブなどを曲がる際は多くの死角があるので、特に正しい運転姿勢が必要なこととミラーの活用は必須です。

下り坂走行時と他の注意点

トレーラーでカーブを曲がる際の注意点は十分な減速を行うことです。ゆっくりとカーブにさしかかることが重要で、この点を意識しないで急ブレーキを踏んだ場合横転することがあるためです。これは急ブレーキによりタイヤロックが生じることが原因の1つと言えます。またトレーラーを運転する際の、下り坂走行にも注意する必要があります。その理由は安全対策システムとして装備されている慣性ブレーキシステムが作動することにより、自動的にブレーキがかかる状態が続くことです。この状態が続けばホイールが非常に熱くなりトラブルの原因になります。他にも路面が濡れていたり降雪の際には、タイヤロックを防ぐため急ブレーキをかけないことと積載重量にも注意することが重要といえます。

トレーラーの募集を行っている運送会社においては、大型車の運転経験が豊富な人はもちろんのこと、休日出勤や残業などに対応できる人が歓迎されやすくなっています。